毎年11月になると話題になるのが
「ボジョレーヌーボー解禁!!」
というニュースではないでしょうか。
解禁日にはデパートのお酒売り場や街の酒屋さんスーパー至るところでボジョレーヌーボーが並びますね!
そもそもなぜボジョレーヌーボーには解禁日があるのでしょうか?
ボジョレーヌーボーにも種類があるのか、普通のワインと何が違うのかをワイン好きアラサー女子がボジョレーヌーボーについて紹介します!
ボジョレーヌーボーとは?
フランスのブルゴーニュ地方のボジョレー地区でその年に採れるぶどうを使って造ったワインを指し、その年のぶどうの出来を確認する為の試飲酒として造られます。またその年の収穫を祝うという意味も込められています。
またボジョレーと名前が付ける事ができるのは、
赤ワインならガメイ種のぶどうを使用した物のみ
白ワインならシャルドネ種のぶどうを使用した物のみ
です。
普通のワインと何が違うの?
ボジョレーヌーボーは試飲酒である為、短期間で完成させる必要があります。
その為通常のワインはぶどうを破砕し発酵させて造りますが、ボジョレーヌーボーはぶどうを破砕せず皮がついたままタンクに入れていき重みで潰れ出た果汁が自然発酵すると炭酸ガスが発生し、タンクに炭酸ガスを充満させワインを造ります。この方法をマセラシオン・カルボニック製法といいます。
醸造法が違うのでもちろん味も違います。
ボジョレーヌーボーはフルーティーで軽く口当たりが良いとされています。
なぜ解禁日が決まっているの?
ボジョレーヌーボーの解禁日は毎年「11月の第3木曜日午前0時」と決められています。
元々は11月15日でしたが、この日が祝日や土日だと運搬業者が休みになってしまうので1985年からは11月の第3木曜日となりました。
解禁日を設ける前は、我先にとボジョレーヌーボーを売りに出していたそうです。
こういった競争が起きると早く売りたいが為に質の悪いワインを販売する業者も出てくるので品質低下を心配したフランス政府が解禁日を設け、解禁日まで売るのも飲むのも禁止にしたのです。
ちなみに日本では日付変更線の関係で世界でいち早くボジョレーヌーボーが解禁されます。
2016年ボジョレーヌーボーの解禁日は11月17日午前0時です!
ボジョレーヌーボー賞味期限は?
ボジョレーヌーボーの賞味期限は普通のワインより短いです。
というのも時間が経てば経つ程味が落ちるからなんです。
その年に収穫したぶどうを使ったフレッシュなワインなのでなるべく早く飲みきるのがベストです。
遅くても解禁日から2〜3ヶ月以内に飲みきりましょう!
出荷量世界1位は?
世界でボジョレーヌーボーが一番出荷されているのは日本なんです。
イベント大好きな日本人とってこのボジョレーヌーボー解禁日も11月のビッグイベントとして根付いているからなのかもしれませんね。
出荷量1位という事はそれだけたくさんのメーカーから売られているという事。
値段も数百円の物から数千円の物までピンキリ。
初めて買うよ!という方は1000円以下のボジョレーヌーボーで試してみる事をおすすめします。
なぜかというと、「ボジョレーヌーボーはまずい」という方が結構多いんです。
そもそも普通のワインではないので期待して飲むとがっかりしてしまいますので、初心者はお手頃の値段の物で「こういうものなんだ」というのを知るのが良いと思います!
今年の11月19日はボジョレーヌーボーで乾杯しましょう!
ボジョレーヌーボーに合うおつまみレシピも紹介しています↓