子供の習い事の定番、ピアノ。
おそらく、あなたも子供の頃ピアノを習っていた経験があるのではないでしょうか?
私も幼稚園〜小学生までの5年間ピアノを週1回、習っていました。
以前テレビで脳科学者が
「習い事はピアノだけでいい」
「ピアノは脳機能を高める効果がある」
と発言したことから、子供にもピアノを習わせたい!と思った人が増えたことでしょう。
「ピアノもうまくなって、頭も良くなるなんて素敵!」
と普通は思いますよね?
しかし、ピアノを習わせたら必ず全員が脳機能がUPし、ピアノがうまくなるわけではありません!
なぜなら、私がそうでしたから。
子供にピアノを習わせて、脳機能向上を期待しているあなたへ、ピアノを5年間習っていても効果がなかった私の体験談を紹介します!
目次
なぜ5年間もピアノを習っていて、なぜ効果がなかったのか?
その答えは簡単です。
私にはピアノが向いていなかったから!
というより、ピアノに興味がなかったんです。
私の家の隣がピアノの先生の家で、物心がついた頃にはピアノを習いはじめていました。
私はピアノ以外にも、習字、水泳、体操教室、バスケをやっていましたが、ピアノがいちばん嫌いでした!
ピアノを練習した記憶は、ほぼありません。
発表会前だけ練習していただけなので、全く上達しませんでしたし、楽譜も読めません。
大人になった今は、ピアノを弾くことすらできません。
子供が興味をもたなければ、習わせてもムダ!
週に2回、3回とピアノを習わせても、子供がピアノに興味をもたなければムダです!
あなたが子供に期待する、脳機能UPの効果は得られません!!
私は親に何度も、「ピアノを辞めたい」と言いました。
しかし、ピアノの先生の家が隣ということで近所付き合いもあり、なかなか辞めさせてもらえませんでした。
最初は子供にピアノの体験教室などにいかせ、興味をもったら習わせるようにしましょう。
もしピアノ教室に通っている途中で、練習をしなくなったり、ピアノを嫌がるようになったら、いさぎよく辞めさせましょう。
イヤイヤ習わせても、脳機能UPどころかピアノの上達もしません。
ピアノでの脳機能UPはあきらめて、子供が興味をもった習い事をさせてあげましょう。
本当に習い事はピアノだけで十分なのか?
「習い事はピアノだけでいい」
理由は、
- 両手を使うので脳を刺激し、脳機能がUPする
- 音感、リズム感がよくなる
- 楽譜を読むことで、読解力・集中力・反射神経・記憶力がよくなる
からだと言われています。
しかし、習い事をさせて子供に求める効果は、本当にこれだけで十分なのでしょうか?
ピアノだけでは得られない効果もある
「将来ピアニストや、ピアノの先生になりたい!」
とあなたの子供が言っているなら、習い事はピアノだけで十分かもしれません。
しかし、運動神経がよくなったり、協調性などは得られるのでしょうか?
運動神経や、協調性といったものは、スポーツのほうが効果が得られると思いませんか?
私は、水泳やバスケをやっていたので運動神経はいいほうです。
小学生の頃は6年間リレーの選手に選ばれていましたし、中学、高校も体育の成績はよかったです。
所属していたバスケットボールチームではキャプテンをやっていたので、協調性やリーダーシップも身につけることができました。
子供が興味をもった習い事をさせるのがいちばん効果的
私はピアノでは、脳科学者がいうような効果は得ることができませんでした。
しかし、そのほかの習い事ではしっかりと効果が得られたと思います。
なぜなら、ピアノ以外の習い事は私自身が楽しんで通っていたから。
楽しみながら習い事をすると、覚えも早くグングン上達します。
それにピアノだけではなく、複数習い事をさせたほうが、子供も色々な事に興味をもつのではないでしょうか。
そうすると、子供の好奇心も向上すると思います。
実際に私は、小さい頃から色々な習い事を経験した事で、
「やったことがない事は何でもやってみたい」
という好奇心を常にもつようになりました。
まとめ
「複数の習い事をさせるのは、子供にとって負担ではないか」
と思うかもしれませんが、私は苦痛ではありませんでした。
私は一時期、週4回習い事に通っていましたが、習い事に行くのが楽しくてしょうがなかったです。
唯一苦痛だったのはピアノのレッスンの日だけです。
「脳機能UPにいちばん効果的だからピアノを習わせる」
のではなく、子供が興味をもった習い事をさせるのがいちばん効果的ではないでしょうか。